A-ROUND『皮から革へ~革小物もつくれるよ~』前編

Language:中文

さー!

終わりました!

CHARI YA TOKYO初参加のイベント
革とものづくりの祭典「A-ROUND」

まずはご参加いただいた皆様、ご協力頂いた関係各位。

本当に、本当にありがとうございました。

おかげさまで人生でもトップレベルに楽しく、充実した時間を過ごすことができました。

さて、特別大好評だった2日目の「皮から革へ見学ツアー~革小物も作れるよ~」の一部始終を振り返りたいと思います。

※長いので分けます。汗

朝9時に集合。

水色の絶妙なセンスの、のぼりがA-ROUND参加店の目印です。

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続々と集まる参加者の皆様。

と思ったらおひとり様大遅刻。。

取り急ぎ、すでにご到着の皆様に今回のイベントの趣旨説明、自転車での公道の走り方等々を行い、遅刻のお客様が到着次第、大至急出発です。

この時点で10時20分

一軒目の東墨田の「福嶋化学」さんの見学開始予定は10時30分…汗

いきなり大ピンチですが、ここで事故を起こしても仕方がないので

安全に十分留意しながらガイド開始です!

車の通りが極力無い通りをチョイスして走ります。

折角なので白髭団地や鐘ヶ淵のうんちくをあれこれお話ししつつ

あっ!という間に到着です。

こちらでは

屠畜された主に豚の皮だけを毛と脂のついた状態で仕入れ

いくつかの工程を経て皮から革にします。

まずは

生の皮(原皮)。余裕で毛も生えていますね。

ザラッとした感じは長期保存するために塩漬けされているからだそうです。

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先の大戦の時、東墨田も絨毯爆撃の例外ではなく、この周辺のタンナーさんが近くの公園に塩漬けされた生の皮を埋めておいて、1年以上たって戦争が終わった後に掘り起こしてみたら、まったく同じ状態で保存されていたそうです。

塩ってすごい。

いきなりこんなDEEPなお話が聞けるのは工場見学ならではですね!

さあ、そしてこの生の皮を豚用のドラムに入れて、毛を溶かす薬剤をいれて蓋をしてグワングワン回すと

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毛も脂もとれて、見た目、巨大な焼き鳥屋でよく見る鳥皮みたいな状態に。

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この後、クロムやタンニンを入れてなめしていきます。

ここまでくるとやっと革らしくなってきます。

と、ここで鞣された革の写真を撮ろうとした矢先、染色がちょうど出来上がったということで、

ドラムから染色された皮と染色剤が放出されるところを生で見ることができました。

一同固唾を飲んで見守ります。

 

 

ばしゃーーーーーーーん!

 

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一同「………」

 

あまりの迫力に言葉を失いました。

これ、実際に観てほしいランキング世界トップランカー級です。

オーダーの色を出すのに何度も薬剤を混ぜ合わせ、配合を探るそうです。コンピューターではできない職人のカンがものをいうお仕事ですね。

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2階にあがり最終工程。

ここまで来たらほとんど我々がよく目にする革です。

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出来上がったばかりの原反の山の前で

革なめしについて熱く語る、福島社長。

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豚への大きな愛を感じることができました。

3代目で創業約100年を数える老舗企業です。個人的にも改めてゆっくりお邪魔することをお約束し、工場を後に。

そして、お次は、ほど近くにある「墨田革漉工業」さんへ

ここではなめされた革を漉いて均一の厚さにして測量をし、値段を決めていきます。

そしてフィルム(イタリア製!)を貼ったり、型押しをしたり、パンチングしたり、プリーツ(!)処理をほどこしたり、テキスタイルを印刷したりと、本当に様々な加工が施されます。

まずはショールームに案内して頂き

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こちらで、現在加工した後の革を色々と見せて頂きました。

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ご案内役の佐藤部長はとてもおおらかかつ、饒舌な方で、遅刻してきた我々に対しても終始笑顔で、ヒョウ柄のテキスタイルをほどこした革はほぼ100パーセント大阪に納品するというお話しや、革関係の仕事をしていないと絶対にしらないBtoBの最近倒産してしまった会社名を全員知っている前提でご説明して頂き、参加者の頭の上に「?」マークが浮かびまくったりと

ならではの情報を聞いていて、危うくここでタイムオーバーしそうになりましたが、

参加者全員で早く工場見たいオーラを出したおかげで、何とか工場終了(土曜日の為12:00終了)の時間に間に合いました。笑

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イタリア製のフィルム。キレイですね。

ちなみに納期は発注してから2か月以上だそうです。

さすがイタリアン!笑

まずは巻かれて跡がついた革をプレス機で平らにします。

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写真は男のロマン、コードバンを平らにしています。光沢がたまりません。

初めてコードバンの原反を見ましたが完全にお尻ですね。笑

そして早速革を漉きます。

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向かって左から右に革を漉きます。漉いたら逐一厚さが均一か計測していました。
ちょっとだけ怖そうだけど、革の端切れを試しに何度も漉いて見せてくれてサービス満点の職人さんでした。最高かよ。

お次は計量。

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この職人さんの所作がキレイでしばし見とれていました。

こちらで厚さと大きさを正確に測って値段が決定です。

ここでの佐藤さんの

「ここをちゃんとしないと空気の売り買いになっちゃうからね」

というお言葉にプロ意識の高さを感じました。

この後の型押しや箔の貼り付け、パンチングの作業は既に終了してしまっていたので工程は見られず…残念…

実は下見の時には時間通り(しつこい)にお邪魔していたので見せて頂いたのですが、かなり面白いです!

※今回かなり大好評だったので次回開催時ぜひご参加、ご覧いただければと思います。

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60年以上の歳月を経て現役の機械、什器には得も言われぬ魂がこもります。

このテーブル強烈にほしいです。もし奇跡で頂いても何に使うかは謎ですが。

こちらは(↓)プリーツ機。

布用のプリーツ機をそのまま流用していて、ISSEI MIYAKEの洋服に使われている革のプリーツはこちらで製造されたそうです。

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最後に革漉前の原反の前で、最近の牛革は薄くなった、良いモノは全部中国に行ってしまっているという全く同じ説明を3度ほど繰り返し伺いまして、お蔭様で最近の牛革の原反は薄くなった、良いモノは全部中国に行ってしまっているという事は参加者全員一生忘れないと思います。

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本当にありがとうございました。そして遅刻して大変申し訳ございませんでした。

佐藤さんの事、参加者みんな大好きと申していました。

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さて、普通は絶対に観られない工場見学を終了し、浅草にむけて出発!

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と、前編はここまでです。

革の買い付けとワークショップは後編で…

 

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